クローズグリップベンチプレス(ナローベンチプレス)は、ベンチプレスのバリエーションの一つで、手幅を狭くして行うことで上腕三頭筋への刺激を強めるトレーニング種目です。通常のベンチプレスが大胸筋をメインターゲットとするのに対し、クローズグリップでは三頭筋が主動筋として働き、補助的に大胸筋と三角筋前部も関与します。押す力を高めたい人や、腕を太くしたいトレーニーに人気の種目です。
基本的な動作はベンチプレスと同じですが、グリップ幅を肩幅程度またはそれよりやや狭く設定します。これにより、肘の伸展動作が強調され、三頭筋に大きな負荷がかかります。筋肥大だけでなく、ベンチプレスの補助種目や競技パフォーマンス向上にも有効です。バーベルだけでなく、ダンベルやスミスマシンを用いたバリエーションも存在します。
メインターゲットは上腕三頭筋で、とくに長頭と外側頭が強く刺激されます。さらに、大胸筋内側部や三角筋前部も動作に関与するため、押す力全般を強化できます。これにより、ベンチプレスやディップスといったプレス系種目のパフォーマンス向上に直結します。また、三頭筋が発達することで腕の太さも増し、上半身のバランスが改善されます。
クローズグリップベンチプレスは三頭筋を狙ったトレーニングの日にメイン種目として取り入れるのが効果的です。また、胸の日にベンチプレスの補助種目として行うことで、プレス力全般を底上げできます。筋肥大を狙う場合は8〜12回を目安に3〜4セット、パワー向上を狙う場合は5〜8回を高重量で行うと効果的です。
A1. はい。メインは三頭筋ですが、大胸筋内側部と三角筋前部も補助的に働きます。
A2. 肩幅程度が基本です。狭くしすぎると手首や肘を痛める原因になるため注意が必要です。
A3. はい。正しいフォームを守れば初心者でも可能です。まずは軽重量から始め、動作を習得することをおすすめします。