ケーブルカールは、ケーブルマシンを使って上腕二頭筋を鍛えるトレーニング種目です。ダンベルカールやバーベルカールと異なり、ケーブルは動作全体を通して一定の張力を保てるため、筋肉に継続的な刺激を与えることができます。そのため、収縮時だけでなく伸展局面でも負荷を感じやすく、効率的に腕を太くしたい人に人気の種目です。
ケーブルマシンの下部にバーやロープをセットし、肘を固定して前腕を曲げ伸ばしする動作が基本です。立位で行うのが一般的ですが、座位や片腕で行う方法もあります。フリーウェイトと比べてフォームが安定しやすく、反動を使いにくいため、筋肉を意識しやすいという特徴があります。
メインターゲットは上腕二頭筋で、とくに収縮時に強い負荷を与えられます。さらに、上腕筋や前腕の腕橈骨筋も補助的に働き、前腕全体の強化にもつながります。ケーブル特有の一定負荷により、筋肉が「抜ける」ポイントが少なく、パンプ感を得やすいのもメリットです。
ケーブルカールは上腕二頭筋を仕上げる種目として、腕の日やプル系トレーニングの日の最後に取り入れるのがおすすめです。10〜15回を目安に3〜4セット行うとパンプ感を得やすく、筋肥大につながります。高重量のバーベルカールで基礎的な強さを作り、ケーブルカールで仕上げる流れが効果的です。
A1. ケーブルカールは動作全体で負荷が一定にかかるのが特徴です。一方、ダンベルカールは重力の関係で負荷が弱まるポイントがあります。
A2. はい。フォームが安定しやすいため初心者にもおすすめです。ただし、まずは軽重量で正しいフォームを習得しましょう。
A3. 上腕二頭筋の回復には48〜72時間必要です。週2〜3回、適切な休息を挟みながら行うと効果的です。