ケーブルフライは、ケーブルマシンを利用して大胸筋を集中的に鍛えるトレーニング種目です。動作は両腕を開閉させる「フライ動作」で、ダンベルフライと似ていますが、ケーブルを使うことで動作全体を通じて大胸筋に一定の張力を与えることができます。そのため、大胸筋をストレッチさせながら強い収縮を得られ、胸のラインを整えたい人や仕上げ種目として採用されることが多いです。
ケーブルマシンの両側のハンドルを握り、腕を開いた状態から胸の前で合わせるように引き寄せます。プーリーの高さを変えることで大胸筋の上部・中部・下部を狙い分けることができ、胸の全体的な発達に役立ちます。フリーウェイトと比べて動作が安定しやすく、負荷が抜けにくい点が大きな特徴です。
メインターゲットは大胸筋で、特に内側の収縮を強調できます。補助的に三角筋前部や上腕二頭筋短頭も関与します。プーリーの位置を調整することで上部・中部・下部をバランスよく鍛えることができ、胸の形を整えたいトレーニーやボディメイク目的に非常に効果的です。
ケーブルフライは仕上げ種目として、ベンチプレスやダンベルプレスなどのコンパウンド種目の後に行うのが一般的です。12〜15回程度の中重量で3〜4セット行うと、大胸筋の収縮とパンプ感を強く得られます。胸のトレーニングメニューに取り入れることで、より美しい胸のラインを作ることができます。
A1. ダンベルフライはストレッチで強い負荷を与えられますが、トップでは負荷が抜けやすいです。ケーブルフライは全可動域で負荷が一定にかかるため、収縮感が強いのが特徴です。
A2. プーリーの高さによって変わります。高位置は下部、低位置は上部、胸の高さは中部に効きます。
A3. はい。軽重量でフォームを重視すれば初心者でも安全に行えます。特に大胸筋の感覚を養う目的に適しています。