ショルダープレスは、肩の筋肉である三角筋をメインに鍛えるトレーニング種目で、バーベルやダンベルを頭上に押し上げる動作を行います。肩のボリュームを増し、上半身のシルエットを逆三角形に近づけるための基本的なプレス系種目です。バーベルを用いると高重量を扱いやすく、ダンベルを用いると可動域を広く確保できるという特徴があります。初心者から上級者まで取り入れられる代表的な肩トレーニングです。
バーベルまたはダンベルを肩の高さに構え、頭上に真っ直ぐ押し上げていくシンプルな動作で構成されます。スタンディング(立位)で行えば体幹の安定性や全身の連動性も鍛えられ、シーテッド(座位)で行えば肩への負荷を集中させやすくなります。
メインターゲットは三角筋全体で、とくに前部と中部が強く刺激されます。補助的に僧帽筋上部、上腕三頭筋、大胸筋上部も働きます。肩の丸みを作るだけでなく、プレス系種目全般の押す力を高める効果もあり、ベンチプレスやスポーツ動作のパフォーマンス向上にも役立ちます。
ショルダープレスは肩トレーニングのメイン種目として位置づけられます。8〜12回を目安に3〜5セット行うと筋肥大に効果的です。胸の日やプレス系を中心としたトレーニングにも組み込むことで、全体的な押す力の強化に役立ちます。肩の仕上げにはサイドレイズやリアレイズと組み合わせるとバランス良く発達します。
A1. 高重量を扱いたいならバーベル、可動域を広げたいならダンベルがおすすめです。目的や体格に応じて使い分けましょう。
A2. 座って行えば体幹の関与を減らし肩に集中できます。立位で行えば全身を使ったパワー向上に役立ちます。
A3. はい。軽重量から始めれば初心者でも安全に行えます。ただし、腰の反りすぎに注意し、フォームを優先しましょう。