レッグカールとは、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)を集中的に鍛えるためのマシントレーニング種目です。専用マシンを使用し、足首にパッドを当てて膝を曲げる動作を行うことで、ハムストリングスを効果的に刺激できます。レッグエクステンションが大腿四頭筋に特化しているのに対し、レッグカールはハムストリングスに焦点を当てたアイソレーション種目として広く利用されています。
レッグカールは主に2種類に分けられます。仰向けにうつ伏せで行う「ライイングレッグカール」と、座った状態で行う「シーテッドレッグカール」です。いずれも膝関節の屈曲を動作の中心とし、ハムストリングスを単独で強化できます。スクワットやデッドリフトなどのコンパウンド種目と組み合わせることで、下半身のバランスを取るのに有効です。
これにより、太もも裏の筋肥大や筋持久力強化だけでなく、膝関節の安定性やスポーツパフォーマンス向上にも効果があります。
レッグカールは単関節運動であるため、フォームを正確に守り、筋肉に効かせる意識を持つことが大切です。
レッグカールは下半身トレーニングの補助種目として、スクワットやデッドリフトと組み合わせると効果的です。10〜15回を2〜4セットを目安に、週2回程度行うとハムストリングスの発達が促されます。特にシーテッドレッグカールは筋肉がストレッチされた状態で負荷がかかるため、筋肥大に優れています。
A1. 正しいフォームと適切な重量で行えば安全です。腰やお尻を浮かせず、動作をコントロールすることが大切です。
A2. シーテッドレッグカールはストレッチ状態で負荷がかかるため筋肥大に優れ、ライイングは収縮を意識しやすいため両方組み合わせるのが理想です。
A3. はい。チューブやバンドを足首に装着して行えば、自宅でも代替的にトレーニング可能です。